Challenge Forever

Challenge Foreverの活動


ChallengeForeverでは、トップアスリートが直接子どもたちとふれあい、様々なスポーツを体験してもらうことで少しでも可能性を見出す一助になればと活動を開始しました。
2011年から、知的障がい児のバレーボールチーム「長崎県代表チーム」を結成し、2014年の国体「全国障がい者スポーツ大会」を目指して活動してきましたが、今後もこのプロジェクトを一過性に過ぎず継続して取り組んでいきたいと思っています。

知的障がい児のバレーボールチーム「長崎代表チーム」での活動報告

総括

2011年に始動し、最初はボールに触れること、声を出すことすら出来ない子どもたちが、今では試合に負けて悔しくて涙し、勝った時の達成感を得て、勝つために練習がしたいという気持ちにまで成長していきました。やはりその分野のトップ選手から教わるという点では集中力を高めてくれてスポーツに対する意識が変わったように感じます。
最大の成果としては、バレーボールが全員好きになったこと、さらには、仲間という絆、思いやり、協調性と いうチームワークを覚えたこと。これに尽きると思います。それが今後、彼等が成長して社会に出た時にいい経験として大きく影響して来るものと思います。
いよいよ長崎国体が開催される2014年に入り、特に子どもたちの意識が大きく変わりました。今までは楽しくバレーボールをするということが前提でしたが、勝ちたいという意識に変わりました。また、BS朝日で放送していただいたことが非常に大きく、長崎チームが注目されていることが実感できたようです。さらには、全国の知的障害者バレーボールの裾野が大きく広がり波及していくことが十分に見込まれております。バレーボールのみならずスポーツを通じて子どもたちが目標を持てるようになったこと、それに向かって頑張ることを覚えたことが今後の長い人生に大きな影響を与えてくれることでしょう。今年の長崎国体を期に競技 人口をもっと増やしていけるように、今後も継続して活動していきたいと思います。

反省点及び今後の活動

子どもたちが集って練習するということが週末の休みしかとることができないため、施設の子ども達が全員集まるという条件を満たすべく、正式な開催日を設定することに難しさを感じました。現役のアスリートが 指導していることと同時に会場との調整なども並行して進めていかねばならないため、当初の計画より、結果としてスクール開催日が年度後半にずれ込んできた部分は否めません。練習場所である体育館は、今年は 国体があるということもあり、当初予定の体育館で実施することができませんでしたが、地元の方々の協力もあり民営の体育館を無償で提供していただくこともできましたので、賛同する方の潜在需要は間違いなく高いと感じました。継続こそが力になる、と実感した今回の事業でした。